なみえ焼そばとは
極太麺、モヤシ、豚肉、極まる馬さ、ここにあり。
福島県双葉郡浪江町の安くておいしい、昔から親しまれる極太麺の『なみえ焼そば』。約50年前、労働者のために食べ応えと腹持ちをよくするために考案されたとされています。通常の約3倍のもある太い麺と、うまみたっぷり濃厚ソース、豚肉とモヤシだけのシンプルな具が特徴です。一味唐辛子を振りかけて食べるのが通な食べ方とされる。
なみえ焼そばの定義
その1 中華麺の太麺を使う
その2 具材はモヤシと豚肉を基本とする
その3 ソース味であること
なみえ焼そば年表
1950年頃 なみえ焼きそば発祥
1979年頃 家庭調理用太麺発売
2010年4月 なみえ焼そば提供店舗21店舗
なみえ焼そば検麺の印
浪江焼麺太国の検麺(認定)を受けたお店では、「馬九行九(うまくいく)なみえ焼そば」のお皿で提供されます。お皿には、地元の大堀相馬焼に300年以上伝わる、開運成就を意味する九頭の馬が描かれています。
九頭の神馬、左馬が幸運を呼ぶ馬九行久(うまくいく)。左馬は絵馬に描かれるように、縁起が良く、右に出るものがいないということからも、勝負に強いといわれています。また、十二支の馬は、方位としては南に位置しており、人間でいえば頭、つまり頭角を現すということからも、秀でる、優れているという意味を含めて運気をあげると伝えられています。